AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

コストパフォーマンス抜群の撒き餌レンズ

Good

  • F1.8の明るさ
  • 開放からシャープ
  • 軽量コンパクト
  • 美しいボケ味
  • M/Aモード対応
  • コストパフォーマンスが高い

Bad

  • 開放のボケが少々うるさい

コメント

f/1.4Gとの比較をしてみたくて購入した一本。
価格からは信じられないほどの描写力でコストパフォーマンスの非常に高いレンズ。


描写の傾向

開放からクッキリとシャープで扱いやすく、F5.6くらいまで絞ればフルサイズの四隅までしっかりと写る。このキレはさすが単焦点といったところで、安価なズームレンズもちろん、ミドルクラスのズームレンズでも味わえないもの。

絞りを開ければ大きくぼかすことも容易で、ボケ味も美しい。大口径の単焦点らしく開放では少々騒がしく感じることもあるが、少し絞れば安定して高いクオリティを発揮する。
このようなボケもズームレンズでは得られないもので、単焦点ならでは。

逆光にも強く、周辺減光、色収差、歪曲なども標準的なレベルで特に問題となる癖がないため、難しいことを考えずに気軽に高い画質が得られる。


使い勝手

SWMによるAFは静かで正確。速度は爆速と言うほどではないが十分に速く、ストレスとは無縁。

いわゆる撒き餌レンズに関わらずM/Aモードに対応しているのは非常に良い。
他社の撒き餌レンズではM/Aモードに当たる機能が省かれていて残念な思いをするが、ニコンではそういうことがなかった。(まあその代わり価格が高いのかな)
明るいレンズなのでMF時のピントの山も見やすい。

手ブレ補正は付いていないが、開放からシャープな描写をするので絞りを開けることでカバーすることは可能。また手ブレ補正が付くことで重さや大きさが増すことを考えると、それはそれで使い勝手が落ちるとも考えられる。(使い勝手とは関係ないがついでに価格も増すだろうし)

画角的にはFXでは標準レンズだがDXでは中望遠となる。いずれも良い使い勝手。


携帯性

軽量コンパクトなのでサブのレンズとして鞄に常備しておくにももってこい。
カメラ装着時のハンドリングも良く、D800も軽く感じる。Dfとはベストマッチ。

またレンズの前玉がレンズの先端からだいぶ凹んでいるので、前玉保護の目的ではフードを付ける必要がない。そのためフード無しの運用がしやすいのも携帯性の観点からはプラスだ。


総評

満足度は90点。

安価に高画質を求めたいのならこのレンズは強く推薦。
D800と合わせて使っても遜色のない性能を持っている。

サイズも価格も抑えた上でこれだけの性能が手に入るのは単焦点ならでは。
ズームレンズで同等かそれ以上の画質を求めようとすると24-70 f/2.8などの大口径ズームに行くしかないが、サイズも価格も桁違いとなる。

f/1.4Gとどちらにするかは悩ましい。


他のレンズとの比較

AF-S Nikkor 50mm f/1.4G

f/1.4は開放では柔らかい描写をするのに対し、f/1.8は開放からシャープでキレがある。
開放の柔らかさは大口径単焦点の醍醐味とも言えるので、これは優劣ではなく味付けの問題。
自分はf/1.4の性格の方が好み。

ほか画質の面では解像力や色ノリでf/1.4がf/1.8をやや上回っていると感じる。
さすがに上位レンズとしての面目は躍如。

だがf/1.8も十分に高い解像力と美しいボケ味を持っているので、f/1.8で十分満足という人も多いだろうし、シャープでカッチリした描写が好きな人にとってはむしろこちらの方が好ましいだろう。
重量が100g程度違うなど携帯性はf/1.8の方が良く、AF速度も速い。約半額で手に入るというコストメリットもある。

いずれにしろ単焦点を初めて使うユーザーにとっては等しく感動を与えてくれるはず。

AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

キットレンズからのステップアップ先として50mm f/1.8と並ぶ有力候補。
マクロ撮影もできる標準レンズとして非常に使い勝手が良く、描写力も高い。

ややサイズが大きく、価格も高くなるといったデメリットもあるが、それらが問題にならないのであればこちらを選んだ方が楽しいと思う。

AF-S DX Nikkor 35mm f/1.8G

DXで同等スペックの標準レンズが欲しければこちらとなる。
まずまず良いレンズのようだ。

AF-S Nikkor 28mm f/1.8G

用途は違うが初の単焦点候補として。
DX用で使うと換算約42mmで標準レンズとして程よい画角になり、FXでも使いやすい広角レンズとして重宝する。

価格はかなり高くなるがそれだけの価値がある素晴らしいレンズ。
性能を考えるとコストパフォーマンスは50mm f/1.8にも劣らない。寄ることで大きなボケも楽しめる。

AF-S Nikkor 35mm f/1.8G ED

同じく初の単焦点候補として。
DXで使うと換算約52mmで標準レンズの画角となり、FXでは使いでのある準広角レンズとして扱いやすい。

価格はかなり高くなるがやっぱりそれだけの価値がある素晴らしいレンズ。
寄ることで大きなボケを作り出せるほか、被写体をクローズアップすることもできるため、汎用性の面で一段上。


メンテ&使用記録

売却 2013/08

全く不満はなかったが、1.4と両方持ってる必要ないなー、ということで1.4の方を残してドナドナ。

スペシャルエディションでカムバック 2014/02

Dfのキットレンズとしてカムバック。


関連用品

フィルター

単焦点の表現力を手にしたついでにフィルターを使っていろいろな表現にチャレンジしてみるのもオススメ。

58mm径はf/1.4Gと共通だが他に同じサイズの純正レンズが少ないので使い回しはしにくい。

ステップダウンリング

DX機なら52mm径が多いので、フィルターは52mm径のものを購入してステップダウンリングを使うのもいい。52mm径のフィルターを使ってもDXならケラレはない。

ステップアップリング

67mm径や77mm径は共通して使えるレンズが多いので、そのサイズのフィルターを購入してステップアップリングをかませて使うという手もある。


 
Spec  
構成枚数 6群7枚
最小絞り F16
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.15倍
フィルター径 58mm
最大径 x 長さ 73mm x 52.5mm
質量 185g
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
発売日 2011-06-02

Link

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デジカメWatch 交換レンズ実写ギャラリー

Example

DF0_0028.jpg
with NIKON Df 1/200s f/8.0 ISO100 50mm

DF0_1030.jpg
with NIKON Df 1/1000s f/2.8 ISO100 50mm

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with NIKON Df 1/250s f/8.0 ISO800 50mm

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with NIKON D800 1/5000s f/2.0 ISO100 50mm

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with NIKON D300S 1/200s f/8.0 ISO200 50mm

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with NIKON D800 0.5s f/2.0 ISO200 50mm

DF0_1019.jpg
with NIKON Df 1/200s f/8.0 ISO100 50mm

800_3202.jpg
with NIKON Df 1/160s f/11.0 ISO100 50mm